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フリーランスや個人事業主として働いていてよく質問されることの一つに、住宅ローンを利用して、家を買うことができるかどうかがあります。
答えは、住宅ローンを利用して家を購入することは可能です!
実際に私も個人事業主になってから、5年目くらいに住宅ローンを利用して家を購入しました。
でも、フリーランスや個人事業主が住宅ローンの審査をクリアするには、いくつか注意点があるので、今日はその注意点をいくつかご紹介したいと思います。
これからフリーランスや個人事業主になりたいけど住宅購入ができるか心配な方、すでに独立していて近い将来に住宅ローンで家を買いたい方けど変えるのか不安な方は、ぜひ参考にしてみてください!

人生最大の買い物だから、気軽に住宅ローンの審査が通るか試してみたり、比較してみたいですよね。
インターネットから住宅ローンを一括審査できるサイトはあまりないので、おすすめです。
このページで分かること
フリーランスが住宅ローンを組むときに必要な年収
購入予定の物件価格によって異なるため、年収がいくら以上あったら住宅ローンの審査が通りやすといった具体的な年収はありませんが、最低でも一般の会社員の平均年収(400~500万円)は合ったほうが良いと思います。
銀行はお金を貸すにあたって、こちらの返済能力を見極めたいから、他に借金がないかや勤務先や年収などを確認します。
フリーランスの場合、勤務先という部分で企業に所属していないため「不安定」とみなされ、それだけで審査に通りにくいのに、年収も少なかったら返済能力がないとみなされてしまいます。
住宅ローンの審査の時には、過去3年間の年収を確認されます。
なので、せめて「“いつも”年収はそれなりにありますよっ!」と証明することで審査が通りやすくなると思います。
話は変わりますが、住宅ローンの借り入れ金額についてですが、一般的には年収の7倍くらいまで借り入れできることが多いです。
ただし、年収の7倍も住宅ローンを借り入れしてしまうと、毎月の返済が大変になってしまうので、年収の5倍くらいまでが理想的と言われています。
例えば、年収600万円の人の場合は、約3,000万円くらいの借り入れだと無理なく返済できるとされています。
ここでの注意点は、住宅ローンの審査の際に、過去3年間の年収を確認されるという点です。
フリーランスや個人事業主で青色申告で節税をしていて、年収をとても低くしている人がいますが、そういった方は住宅ローンを利用する3年前くらいからある程度の年収に戻しておくと審査が通りやすいのでおすすめです。
また、夫婦2人で買うなら片方が会社員だと審査が通りやすいです。

個人事業主になってすぐに住宅ローンを利用したいときは、3年前から年収をあげたほうが良いと聞いていたので、購入する3年前から節税を抑えて、ある程度の年収にしました。
実際に不動産屋さんで借入限度額の見積もりを出してもらった時に、年収の7倍を提示されました。
年収の7倍は、「これって65歳までに返済できるの??」っと思うほどのかなり恐ろしい借入額でした。
私は、借金が苦手で石橋を叩いて渡りたいタイプなので、もちろん年収の4~5倍くらいを目安にしました。
住宅ローンの頭金が多いと審査が有利な理由
住宅ローンを利用する際に、頭金の金額によっても審査の通りやすさと金利が変わってきます。
審査の通りやすさですが、頭金が多ければ多いほど「貯金ができる人=信頼できる・安心できる人」というイメージに繋がりますので、この人ならお金を貸してもきちんと返済できるだろうっと思ってもらえて審査が通りやすくなります。
さらに、頭金が多いと金利面でも優遇されやすいです。
頭金が100万円と1,000万円では、金利がまったく違ってきます。
物件の価格にもよりますが、頭金を1,000万~2,000万円くらい用意している人達は、最低金利(一番安い金利)で借り入れできている場合が多いです。
金利が安ければ返済額も少なくて済むので、金利は安いのがおすすめです。

頭金を多く用意したので、住宅ローン金利は最低金利で借りることができました。
頭金の相場は500万円くらいです。
金利優遇を期待したい方は、500~1,000万円くらい用意する方もいるみたいなので、住宅購入を予定の方はコツコツ貯金をするのがおすすめです。。
夫婦で買うならペアローン&団体信用生命保険がおすすめ
夫婦二人ともフリーランスや個人事業主で2人で自宅を購入したい方におすすめなのが、2人で住宅ローンを借りることができるペアローンがおすすめです。
注意点は、ペアローンは結婚(入籍)している人達でないと借りることができません。
団体信用生命保険に加入すると、どちらか一方が亡くなった場合には亡くなった人の分の住宅ローンの返済が不要となります。
確定申告で住宅ローン控除を受けるとお得!
住宅ローンを利用すると、確定申告の際に控除を受けることができます。
きちんと申請すると税金が安くなってお得なので、ぜひ利用するのがおすすめです。
住宅ローン控除は青色申告が少し複雑になります。
基本的には一度調べて理解してしまえば、毎年同じことを繰り返すだけなのですが、苦手な方は税理士さんなど専門家に相談するか、経理や確定申告を依頼してしまうのがおすすめです。
住宅を購入したら経費にできる?
自宅で仕事をしている個人事業主やフリーランスの場合、賃貸物件だと家賃の一部を経費として計上することができますが、住宅を購入してしまうと住宅ローンを経費として計上はできないです。
ローン自体は経費計上できないですが、金利・減価償却費・火災保険料・固定資産税などは、事業で使っている分を按分して経費に計上することができます。
